【2024年から2025年へ】

2024年は、身近な人とのお別れがあった。

まず、7月に吉野諒三先生が急逝された。いくつかの学会の現職役員でもあり、日本世論調査協会の前会長であった。私が後任の会長に就任したこともあって、特別の思いがある。協会の機関誌「よろん」に追悼文を書いた。1月の研究大会でも追悼セッションを用意している。同じ世代の逝去は「早すぎる」という思いを強くするものである。

次に、11月に父が老衰で天寿を全うした。98歳であった。死因「老衰」とはいえ、床につく契機には個人差があるだろう。理想的には就寝して、翌朝起床してこなかった、という状況である。全体として機能低下をしていく。そこは病死と異なるのではないだろうか。

大正15年に生まれた世代は。20歳のころは太平洋戦争であった。しかし、4月に入隊すると、すぐに8月の敗戦を迎えたため、ほんの数か月の軍隊経験であった。父の担当は試製九七式という銃であったが、撃ったことは一度もないまま戦争が終わった。仏壇を整理していたら、出征の際に贈られたものであろう、日の丸の寄せ書きが出てきた。

ちなみに、同じ年に生まれ、同じ年に亡くなった人に、渡辺恒雄氏がいる。

2025年は、引き続き、社会貢献活動が中心となりそうだ。

・統計検定を実施している統計質保証推進協会の事務
・総務省の統計監理官として、公的統計の診断
・統計センターでは特別参与として教育関連の貢献
・日本世論調査協会では会長として、当面は11月の世界世論調査協会のアジア・パシフィックWGの大会を東京(立教大学)で開催
・参院選があり、さらに衆院選が同時に実施される可能性も高い。選挙予測モデルにも苦労があろうが、実査も大変、選挙管理委員会の開票作業もどうするか。中曽根内閣で経験しているが、132選挙区であったから、いまの小選挙区よりかなり小さかった。同日選になれば、参院選の開票は翌日になるかも知れない。
・中央大学では客員研究員としてデータ分析結果の論文をまとめたい
・社会調査協会では資格認定委員長として認定事業
・原稿としては、「社会と調査」誌から寄稿依頼を光栄にも頂戴した「私の3冊」をじっくり書く

忙しさは同じくらいなので、ことしも本を書く時間はないだろう。
ゴルフは上手にならない。練習もあまりやっていない。
青色申告をする個人事業主の申請をしようと思っているが、先送りを続けている。収入が無いので手続きも面倒に感じるのであるが、納税はあるので、仕事を探しますか・・・

健康面では、耳鳴りに悩まされている。きっと難聴の老人となることであろう。

自動車の運転は徐々に慣れてきた。頻繁に実家の蒲郡に帰っているので運転経験値がたまってきた。安全運転とは何か、と考えることが多い。落ち着いて運転すること(急がないこと)。難しいこと(道)に挑戦しないこと。周囲に注意を払うこと。危険予測をすること。


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