(1)
 心理学研究T・U(豊田秀樹先生)の授業が実践的内容であったのに対 し、鈴木先生の「行動科学のデータ解析」は理論上の説明が主であった。 しかしそれだけにととまらず実際にSASを起動しながら説明をしてくれたの でわかりやすかった。内容が高度だったためか、私の理解力不足のためか、 前期の授業で習った内容が夏季レポートに生かせず苦労を強いられた。大 量にもらったプリントを読み返したり、授業で紹介された文献にあたって みるとなんとか主成分分析と回帰分析の大枠がつかめてきた。この点から 察するとやはり私の理解力が乏しかったことにその苦労の原因はあるのだ ろう。

 夏季レポートには少し苦労したが、わからなければ先生のホームページで授業 の復習をしたり、プリントを読んだりして考え、自分なりに理解していっ たつもりである。4がつ当初は統計学にほとんど興味がなかったが、調べ れば何とかなるところや、感覚を使って理解できるところがあるのでだん だんおもしろくなってきた。そういう意味でいろいろなきっかけを与えて くれる授業だった。統計学が少し好きになった。


(2)
a. 講義の良い点と悪い点

様々な手法について、基礎的な知識からプログラムの書き方、 出力の意味と解釈の仕方まで、幅広く教えてもらえたのはよかったです。 ただ、プリントの量が多すぎて、レポートを書く時、 必要な情報がどこにあるのかわかりにくくなりました。 早見表や用語集のプリントがあれば便利だったと思います。

b. 来年の受講者へのアドバイス

かなり専門的なことをやっているので、 将来は研究者になりたいという明確な志望のある人だけ受講すべきだと思います。 「教養として受講しとこう」程度の気持ちでは苦労するでしょう。

c. 文学部における統計、データ解析の講義のあり方

やはり講義を聞いているだけでは、理解しにくい部分が多々あります。 レポートのためにプログラムをいじり、分析する中で初めてわかることが出てきま す。 しかし、その機会は年に2回だけですから、解析技術を身につけたという気にはあま りなれません。

自分で好きなデータを取り、プログラムをいじり、出力を解釈する。 この一連の作業を繰り返すことが、理解の助けになるのではと思います。 本格的なデータを年に何度も取るのは難しいですから、 自分1人ですぐに取れるレベルの、現実的には必ずしも意味のないデータでも。 そのデータを、既存のプログラムをちょっといじることで解析可能にし、 出てきた結果から一応の考察を行う。 いわば「解析ごっこ」ですが、最初はこのレベルから入るのが、 受講生の士気を高め理解を助ける役に立つのではと思います。 ごっこ遊びを繰り返してるうちに、 解析の流れや、意味のあるデータとないデータの違いなどを、 自然と理解するのではないでしょうか。


(3)
 昨年度SASの授業を履修し、今年度統計から離れては卒論の時 こまるのではないかと思い行動科学の授業を受講しましたが、 想像していたよりずっと高度な授業で、ついていくのがたいへ んでした。前期のはじめのほうから先生のおっしゃっているこ とがうまく頭に入らず、くるしかったです。しかしこの講義を とったことによって統計から離れずがんばったので、来年度の 苦しみがだいぶ減ったことだろうと思います。

 講義の良い点は、たくさんの事例を知ることができた点だと 思います。統計はさまざまなところで使われているということ がわかりました。マスコミの裏話などもきけておもしろかった です。

 しかし授業でとりあげられた統計手法を理解するにはだいぶ 予備知識が必要だと思いました。多少、各分析方法にふれてか ら講義をきけばもっと理解できたかと思います。2年生で受講 している方もいたようで、私が昨年度とってたらますますわか らなかっただろうなあ、と思ってみていました。

 レポートは休み中に34号館のコンピュータルームが使用でき ないというのがつらかったです。
 1年間ありがとうございました。


(4)
a. 講義の良い点と悪い点

良い点としては、分析の実際の使われ方などをおりまぜて話してくれたことや、プリントがあったこと、そして先生の雑談(笑)だと思う。実際の話として聞いて、すごく興味がもてたし、プリントがあることで復習することができた。先生の雑談もおもしろくて、和みました。
悪い点としては、講義要綱に、「2年生の心理学研究と並行するとよい」というようなことが書いてあったことです。それを鵜呑みにしてこの授業をとったのですが、どう考えても2年生には無理です!3年で受講したほうが有効だと思いました。

 b.来年の受講者へのアドバイス

   この授業は内容が専門的で、レポートが前期・後期に一回ずつあるだけですが、(今 年度はわかりませんが)すごくきついです。ただ、きつい分、終わった後の達成感は あると思います。先生はいい人だし、やる気があるならおすすめです。

 c.文学部における統計,データ解析のありかた

   私は心理学専修なので、他の専修のことはわかりませんが、たぶん文学部で統計をやっているのは、心理学だけだと思います(心理学研究で)。実生活でつかえるものではないし、興味がなければ続けることも難しいので、あまり必要性はないと思います。ただ、私自身統計の授業をうけて、すごくためになったと思います。数字という客観的なものをつかうので、すごく説得力があるし、数値がでてからの解釈は楽しかったです。今年1年苦労したぶん、来年も統計の授業をとって、忘れないようにしたいです。

 d)感想

  やっと終わったというのが、正直な感想です。a)でも言ったように、講義要綱を鵜 呑みにしてとって、前期のレポートをやっている時は本当に後悔しました…2年生は 演習での課題も多く、余裕がなかったので、笑えなくなるほどつらかったです。(先生の せいじゃないですけど)でも、1年間きることなく続けて来れたのは、友達と先生の人柄 のおかげだと思います。授業の雑談も楽しかったし、前期のレポートで質問したときも、 すぐに返事をもらえて、嬉しかったです。今考えると、前期のレポートはすごく見にくい ものだったと思います。ご迷惑おかけしました。今回のレポートも、まだまだだとは思い ますが、前期よりは成長していると思います。
1年間ありがとうございました!
体に気をつけて、これからもがんばってください        (^o^)丿


(5)
a.良い点と挙げられるのは多くの多変量解析について学べたことである と思います。例え、その解析手法の概観だけであっても触れることが出来 るのと出来ないのでは分析の深さに格段の違いが生まれてくると思います 。その点では、一つの手法に絞り込まず幅の広い学習が出来たことは今後 プラスに働くと思います。。悪い点として挙げられるのは(と言うよりは 仕方のないのかもしれないが)授業で学習したこと以外の知識もレポート に取り組む際、ある程度必要になってくることでしょうか。SASの出力 のエラー部分に関する解釈もして頂きたかったと思います。

b.授業には出た方が良いと思います。一週休んでしまうだけで随分進ん でしまうので、出来るだけ参加した方が良いと思います。あとは、実際に SASやSPSSを動かしてみて実習するのが理解を助けると思います。 プログラム写して、出力出して、教科書と同じだ、と確認するだけでも随 分理解に差が出るのではないでしょうか。

C.心理学や社会学を学ぶ以上、実験計画法や各種検定は必要になってき ますが、それに+αできる授業などを提供できることが望ましいと思いま す。分析を実践することを目的とした授業などがあれば学習に役立つと思 います。

d.先生の雑談も面白く、一年間大変興味を持って授業を受けることが出 来ました。先生が実際に行ってる分析について解説してくれたことは、現 実にどのような形で多変量解析が使われているかを理解するのに非常に役 立ちました。今後の研究の糧にしていきたいと思います。


(6)
 ここで講義に対する感想を述べてみたいと思います。まず、全体として講義は様々 な「生」のデータを用いて行われていたので、統計に関する知見がある程度身につい ている生徒には理解し易いものだったのではないかと思います。しかしながら私はと いいますと、履修という立場上、SASはおろか基礎統計すら身についていなかったの で、理解に困難が伴いました。特に英字の用語に困惑することがしばしばあり、それ がSASプログラムの示す「意味」の解釈を困難にしてしまったようです。それでも手 法としての回帰分析は浅学ながらなんとか理解することができました。ですが、主成 分分析や因子分析、共分散構造分析等は概観のみの理解に留まった観があり、自力で の習得を目指そうと思っています。

 来年以降の受講者については、基礎的な統計を学んでいる方ならば、さほど問題な く授業内容を理解できるものと思いますが、SASを履修しておいた方がより実践的な データ解析の手法を身につけることができるでしょう。

 以上が私の講義に対する感想と、僭越ながら、来年度受講される方への助言です。


(7)
 後期の授業、レポートを終えた今、私の中に残っているのは、まず後悔と反省で す。

2年生で豊田先生からSASによる統計を教えていただき、その1年間はただただ日々の レポートに追われるばかりで、理解もよくできず自分の身にほとんどついていないと 感じたため、3年では絶対SASによる統計をモノにしよう!という強い意気込みで、こ の授業をとらせていただきました。

しかし、やはり基礎がなっていなかったため、はじめから授業内容は私にとってかな り難解なものでした。そこでもっとバイタリティをもって勉強に励めばよかったもの の、いつもレポートの時期になって慌ててその学期の復習を行うかたちとなってしま いました。

もっと計画的に先生から授業で教えていただいた知識を定着させ、満足のいくレポー トを学期の集大成として仕上げられればよかったな・・・と思っています。  しかし、この1年間で私の統計に対する理解と知識は2年生の頃に比べてはるかに 深まったように思います。また興味もわいてきました。

 鈴木先生の講義は私にとって難しいものではありましたが、タイムリーな話題や興 味深いデータをとりあげて説明してくださったので、とても楽しかったです。
私がこの2年間、心理学専修に所属する者として統計の授業をとった感想としては、 2年の豊田先生の授業でSASの基礎をしっかり築き、それをさらに実践、定着させる ために3年の鈴木先生の授業をとるととてもためになると思いました。(おそらく私 は2年生の段階でこの授業を受講していたら、絶対に無理でした。無事にこなした2 年生は本当にスゴイと思います!)

ちなみに、私達が2年生の時もwindows版のSASを使いたかった・・・と、今年つくづ く思いました。
 来年この授業をとる方は基礎をしっかり身につければ、きっととても実りの多い講 義となるはずです。がんばってください。
 4年生では今年の授業を十分に生かし、ぜひ良い卒論を完成させたいと思います。  1年間ありがとうございました。


(8)
 この授業をうけての感想としては、
必修ではないので強要はされないけれど、やればやったぶんだけ 結果として自分に返ってくるということです。 そのかわり、受身で聞いているといつのまにか 授業の内容と自分の理解の差が広まり、 それが溝となって修復可能になること必至です。

1年間の流れで授業を振り返ると、 最初は何をやってるかわからなかったけど、 「回帰分析」→「因子分析」→「共分散構造分析」 というふうに、大きな統計モデルの中で 段階的にステップアップしていたということに (今になって)気付き満足できました。

統計、という学問の性質上、統計モデルの あまり単調な話は避けて通れないのでしょうが、 文学部の統計の授業としては、解釈の方法というか、 きれいな解釈の仕方についても触れてくれれば、 もっと有意義な講義になった気がします。 (こればっかりは自分でやって慣れるよりない気がしますが…。)

あと、要望としては授業のパワーポイントを事前に配布、またはアップロード してくれた方が、授業がうけやすかったと思います。 来年度へのアドバイスとしては、試験もあるということで 学生側の負担が大きくなるのか小さくなるのかわかりませんが、

この授業は、最初に書いた通り、 受身で聞くなら意味がないと思います。 統計の勉強が好きか嫌いかに関わらず(僕はあまり好きではない…。)、 積極的に受けてこそナンボ、 やればためになる授業だと感じました。


(9)
a.講義の良い点と悪い点

  良い点
  ・授業の資料がHPに掲載されていて、いつでも手に入れられること。
  ・実際に先生が扱われているデータを紹介してくださるので、より統
   計を身近に感じられたこと。
  悪い点
  ・最初から授業のスピードが速く、専門用語もたくさん出てきたこと。
   ただこれは私の勉強不足のせいもあります。しかも3年生以上の方
   も受講していることを考えると仕方ないですね…。対策としては、
   ひとこと「この授業は2年生には大変だよ」と予告していただくこ
   とぐらいでしょうか?

b.来年の受講者へのアドバイス

  私は2年生でこの授業を取りましたが、豊田先生の授業(心理学研究)
 と平行して受講すると効果倍増です!心理学専修の2年生にはぜひ受け
 てほしい講義です。3年生でも必修の授業で解析はあまり扱わなくなる
 ので、卒論を書くまでに解析の知識を忘れないためにも良い授業だと思
 います。

c.文学部における統計、データ解析の講義のあり方

  心理学専修生の私が言うのもなんですが、もっと全体向けの初級の講
 義を広域科目などで設置してほしいと思います。1年生のうちに高校で
 習った数学の復習をしておきたかったからです。たとえ心理学専修に進
 まなくても教養として無駄にははならないと思います。

d.その他いろいろ感想など

  授業は大変興味深かったのですが、正直言って授業内容にきちんとつ
 いていけた自信はありません。おもしろいと同時にとても難しい授業で
 した。でも高校時代の数学嫌いが治ったような気がしています。嫌いだっ
 たのではなくて、できなかっただけかも、なんて都合よく考えています
 が、ちゃんと自分の興味あることに使えば数学(統計、データ解析)も
 楽しいなと思えるようになったのがいちばんの収穫です。

  また、今回のレポートは前期の5分の1ぐらいの時間で仕上がり(正
 確かどうかはともかく)、自分の力がついたことを実感しました。パス
 図はAmosを使用したのですが、途中までしか書けず(しかもヘルプ
 は英語なのでわからないまま)、最後はWordを使ったのがちょっと
 残念です。でも、できるだけ良いモデルを作りたいという挑戦心(?)
 をかきたてられるおもしろいレポート課題でした。

最後に、鈴木先生、1年間ありがとうございました!
また、どこかでお会いする機会がありましたら、よろしくお願いします。


(10)
a 講義の良い点。
   鈴木先生は優しいタッチでお話されるので、
   難しいながら、なんか、自分でも理解できてるんではないか、
   と思わせてくれました。
   だから、レポートも投げ出さずにやってみよう、と・・。
   実際、あれこれモデルを考えながらsasを走らせるのは結構楽しかったです。
   SEMの仕組み、その他の分析もそうですが、
   この授業で学んだことはとても多かったです。

 講義の悪い点。
   これは、いた仕方ないことではあると思いますが、
   学外で先生のHPの資料が見られないこと。
   土曜日の5限であること。
   講義に関しては特にありません。

b アドバイス。
  授業だけでも聴く価値アリですが、
  配布されるプリントも分かりやすいのでおおいに活用すべし。
  授業は分かりやすいですが、ここは統計、数式もたくさん出てきます。
  細かいところは気にせずに。笑。
  どういう仕組みになっているのか、学ぶところはとても多かったです。
  何が辛いって、土曜日5限。
  がんばってください。

c 心理学には統計は避けては通れない道で、
  それ以上に、データ解析の有望性に惹かれて、
  豊田ゼミに身をおいているのですが、
  これから年々高度になっていくのでしょうか。
  そろそろ哲学科に入っていることが限界になっていると思いますが。

d 先にも述べましたが、たくさん勉強できて良かったです。
  一年間ありがとうございました。
  来年、また選挙予測、聴きに行ってしまうかもしれません。
  (単位が来なかったら、一年通わなければいけませんが・・)

以上。


(11)
 まず、講義のよい点としては、パワーポイントの使用で、概念を視覚的 に捉えられたことです。それによって、直感的な理解ができたことがよか ったです。悪い点としては、量が多いから仕方のない部分もあるとは思う のですが、そのパワーポイントの使用のため、進度があがり、一つ一つの ことを十分に理解し切れないうちに、先に進んでしまったことだと思いま す。でも、補足のプリントを見れば、何とかついていけたと思います。授 業中に、選挙予測などの話をしてくれるのもとても面白かったです。  文学部における統計学の授業は、数学がやはりネックになってくるとい ます。広域科目で数学の科目ができてもいいと思います。

 来年度、受講生にアドバイスとしては、とりあえず2年生のうちは、ま だ履修しないほうが無難だと思います。それでも履修したい2年生の方は、 まず前期は、ついていけないと思います。でもそのうちに、豊田先生の統 計の授業のほうが追いついてくると、後期あたりからはわかってくるので、 面白くなってくると思います。僕もそうでしたので…。
 1年間、お世話になりました。


(12)
a. 講義は自分がなんとなく理解している部分についてはわかりやすく楽しいが、わからなくなったらそこから先がつまらなく感じてしまう。また、最初はゆっくりであるのに、最後に時間がなくなり早くなることがあるが、最初のほうを早くやり、最後の方を遅くやるようにしてもらえると良いです。

b. 授業にでているだけではみにつかないので実践するとわかっていくと思う。レポートをやりはじめ最後のほうになると分析が楽しくなってくると思うが、レポートをやり始める前や分析し始めた時期はかなりつらいと感じるかもしれません。

c. ちょっと聞いただけでわかる内容ではないので、統計やデータ解析の授業を増やしてほしい。語学のように、入門・初級・中級・上級というようにあってもよい学問ではないかと思う。心理の人でも2年生の豊田先生の授業の時期が終わると、あまり統計に触れなくなる。せっかく学んでも、時間があいてしまったらわからなくなるしもったいないのでもっと統計・データ解析の授業があるといい。

d. 授業内容より、選挙の話など身近というか、タイムリーな話のほうを真剣に聞いていた感じです(笑)来年も授業に出たら、今年以上に理解が進んでいいかもしれないと思いました。


(13)
きっと理想的な言い方をすれば「文学部だろうかなんだろうがこの位のことは知っておかなければならない」のだろう。されど文学部、私は必要に迫られなければこの科目はとっていなかったと思う。心理学専修だ、統計は必須だ、とならなければ。

結論として、未だ統計に関して賢くなったとは思わない。なぜこんなに判らないのかというくらい判らないかも知れない。但し「プリントを見なければ」という条件付きである。すなわち私にとって、この講義のよかったところは、「難しい、厭だ」から「これは何か調べれば判るかも知れないな」という気持ちの変遷をもたらしたところにある。これはなかなか重要だった。基本的に然るべきルールを理解し、ひとつひとつ解読していけばベクトルも読めるようになる。以前のように全否定では判るものも判らなかっただけにそう思う。

それからプリントが(お世辞でなく)素晴らしい。ここまで知りたいことが的確にかつ、詳しく書かれたものは無いだろう。資料価値がとても高い。といっても私はレポートで切羽詰るまで読んだ事さえなかったのだが、読んでからは「これを先に読んでいたらこんなに切羽詰らなかったな。」と改心した程である。(しかし結局切羽詰まっている)

ところで現代は文学の終焉を迎えた時代といわれる。もはや文学のための文学、は存在し得ないのではないか、という議論がある。文藝批評をするにも社会学、精神分析など他分野からの理論を借用しなければ成り立たないのである。しかしかつて文学がそれ自体として存在し得たか、と言われれば答えは否、であろう。文学はもともと人間を描くものである。人間の体験した社会の転換や、科学のパラダイムシフトの影響を受けないわけはないのである。統計学的に言うなれば確実に共変動しているのだ。

とするならば、いつまでも我々文学部生とて科学の片鱗である統計学を学ばずに入られないだろう。科学を読む方法の一つが統計であるならば、理解するよりない。そのようなものだろう。文学部でさえ。

最後に講義の悪い点を盛り込むのに当たって責任転嫁的に思い当たる節がある。友人に
「授業ちゃんと聞いてる?」と問われて、私は
「聞いてるよ。起きてるときはね。」と答えた。

眠い…のだ。
主体は私であろう…か?私が常に眠いのか。はたまた土曜日5限という時間が眠いのか。教室が暗いのと統計がわからないのが眠いのか。

兎に角、眠くて仕方ない。
来年の受講者さんに言えることがあるとしたら、眠気に打ち勝て、ということぐらいだろうな。


(14)
振りかえってみると、最初ごろほんとに統計学をいやだった.授業内容はわからない、プリントをよんでもつまらない、「統計学が難しすぎ、わたしには無理だ」と諦めた時期もあった.しかし、レポートを書いているうちに、いろいろ本を読みたくなり、プリントも貴重な参考資料になった.そして、何十回のトライでやっと出力が出た時の喜びと感動は一生の思い出になるかも...いまの私は統計学が大好き、業界で大活躍している先生達は私の憧れです.

先生は授業中よく新聞界、政治家の話しをする、けっこう面白かった.
ところで、来年は教場試験だそうですが、以上の感想と感動はあんまり役に立たないかもしれない.経験から言うと、まず自分にとって読みやすい本を読む、また、その中のデータとプログラムを使って実行して予習する.こうして、疑問を持って先生の授業を聞いたら、意外にレベルアップだよ.

SASによる実例のデータ解析の本がほんとにすくないですが、田中敏が編著の「実践心理データ解析」、山際・田中の「ユーザーのための心理データの多変量解析法」はおすすめです.


(15)
a.まず、講義のある時間帯は土曜5限なので特に不都合はありませんでし た。スクリーンを使っての講義内容も非常にわかりやすく難しい理論構造 なども図や絵が目の前で展開することにより、すんなり頭に入ってきまし た。ただ、公式など数学色が強いかなというのが本音です。先生の口調が あまりにも簡単そうな事を説明しているかのように滑らかでしたが、2年生に は少し難しかったです(笑)。

b.二年生には平行して受講することになる研究T、研究Uの理解をより 深めたい人にはお勧めします。きっとこの講義が予習にも復習にもなって くれて役立つでしょう。

c.とりあえず、統計、データ解析の講義のあり方は今のままで問題ない と思います。

d.難しい公式や構造理論の説明で頭がバーストしそうになったことは数 回ありましたが、節々で入る先生の統計を交えたトークは統計学について おもしろおかしく聞けて楽しかったです。


(16)
 講義要綱に「”心理学研究T、U”と同時履修すると、学習効果が高い」 と記載されていたので、これは取らねば!!と思わず、科目登録してしまっ たのが始まりでした。
 授業のしょっぱなから、分散、共分散、標準偏差などの統計学用語が飛 び出したので、「心理統計学」をまだ1度しか受講していない上、高校卒 業以来1年以上も数式を拝んでいなかった私の頭の中では、”?マーク” と数字が仲良くタップダンスを踊っていました。あの日がしみじみと懐か しく思われます。

 とにかく前期はつらかった。初等統計の知識は皆無であるにもかかわら ず、授業内容はすでに”心理学研究T”を履修したものとして展開されて いきました。2年生も少なからず受講しているので、その点はもう少し配 慮してほしかったです。
 ところが、だんだん授業が面白くなってきて後期に入ると、かなり楽し んでいる自分がいました。先生が統計的な事例としてあげるものはすべて 実践に即したものでしたし、授業のレベルの高さが逆に気持ちよく感じら れました。

 1年間、ありがとうございました。

 ぜひ、来年ももぐろうかな、と画策しています。


(17)
a. 講義の良い点と悪い点
 良い点は、先生の話がとてもおもしろかった点。先生は現場で活躍なさっていて、 選挙予測の話など実社会に関連したことなので、興味深かった。
 悪い点は、授業の時間。先生のお仕事の都合上、土曜日の5限という時間は仕方な いことなのかもしないが、家が遠い私にとって、あの時間はいささか辛いものがあっ た。

b. 来年の受講生へのアドバイス
 心理学専修の学生で統計を履修している者にとっても、なかなか難しい内容なの で、統計と縁のない生活を送っている者にとってはかなり覚悟のいる授業である。ま た、来年度は教場試験も実施予定とのことなので心して履修してほしい。

c. 文学部における統計、データ解析の講義のあり方
 文学部生にとって、数学とは天敵である。その天敵といかにして渡り合っていくか は非常に難しい問題であると思う。式には、容赦なくΣやγなどが登場し、苦痛の連 続である。なかには、Σやγが大好きな方もいらっしゃるようだが、私にとっては辛 いのである。もっともっと噛み砕いて本当にわかりやすい授業を提供していただける とありがたい。

d. その他いろいろ感想など
 飲み会に行って、先生の歌声を聴いてみたかった。


(18)
「難しい」と、うなるしかない1年間でした。
心理学専修でもなく、統計学を学んだことのない者がこの授業を取ったのは 失敗だったのか…、と当初は後悔したものでした。

もともと経済学や金融に興味があったので、この機会に統計学をマスターして役立て ようという思いがあったために、挫折せずになんとかやってこれたのだと思います。

来年の受講者のためには、ホームページで「これくらいの統計知識がないと授業を理 解するのが難しいよ」というような、授業を選択するかどうかの判断基準になるペー ジがあると良いのではないかと思います。

あと蛇足ですが、授業のページは早稲田の回線からしかアクセスできないようになっ ているのを、パスワードでログインできるようなものにしていただけるとありがたい です。自宅からだと、なかなかアクセスしづらいので…。

なにはともあれ、もう5年も早稲田のキャンパスにうろうろすることになってしまい ましたが、もう今年こそは、と思いますのでよろしくお願いします。


(19)
a.講義の良い点、悪い点

全体的に色々なことを盛り込んでくれており、内容の濃い授業だったと 思います。また先生の現職を活かした授業であり、実社会のデータを使った 分析例を紹介していてくれとても興味深いものでした。
ただ時間的に余裕がなくなったとき、説明が速くついていけなくなって しまうことがありました。

b.来年の受講者へのアドバイス

この授業を受けるには、予め多少の統計的知識を持っていた方が理解しや すいと思います。それとパワーポイントを使っての授業の際には、あらかじ めダウンロードして授業に望むことをお勧めします。

c.文学部における統計、データ解析の講義のあり方

一見文学部らしからぬ授業と見られますが、それゆえの楽しさがあると思 います。このような実社会データを使った解析などは商学部などでしか受け られないかと思っている生徒が多いと思うので、もっと文学部の中でのデー タ解析授業の存在をアピールしたほうがいいと思います。

d.そのほか

一年間ありがとうございました。実社会のデータを使っての解析で、理論 を学ぶだけでなく多くの事例を紹介していただけたので、私にとってとて も興味深い授業でした。


(20)
2001年度の選択講義の履修を考えている時、シラバスに「心理学研究T・Uと平行履修するのが望ましい」と書かれていたのを今でも鮮明に思い出します。それが頭から離れず、「2年の時はこの講義を取った方がいいんだ」と思い、この講義を履修することに決めました。

高校時代から理系人間の友人たちばかりに囲まれていながら理系科目は大の苦手。数学担当の担任教師を悩ませるほど数学が苦手な私が、この講義を取ると決めたことは一大決心でした。予想していたとおり、はじめは講義の内容がほとんどわからず、先生が読んでいるプリントを目で追って、メモを取るのが精一杯でした。

内容が少しずつわかり始めたのは後期に入ってからです。でも、先生の授業はとても興味深いものがありました。豊田先生の授業ではSASについての手法を学び身に付けることが第1目標だったので、SASを使ってどのような研究がされているのか、どういう発展性があるのか、どんな分野に使われているのかというSAS、あるいは統計の魅力がどんなものなのかということが私にはわかりませんでした。でも、それを補ってくれたのが先生の授業だと思います。

前期のレポートも、後期のレポートも考えさえられる、やりがいのある課題でかなり苦戦し、自分の力のなさを痛感しましたが、レポートを書き終えた時の達成感は忘れられません。ただ、数学的な思考能力が乏しい私としては、豊田先生の授業で1年間びっちり基礎をしてからこの授業を取った方がもっと理解できたのかもしれないと思ってしまいます。

でも、数学に強い人やこの授業に興味を持った人は積極的に履修してみるといいと思います。選挙予測や企業評価など、様々な分野でどのような統計手法が効果的に使われているのかを学ぶには絶好の場所だと思います。心理統計に限らず、統計学と言う学問についての視野が広がった貴重な時間でした。

1年間どうもありがとうございました。


(21)
a 講義の良い点悪い点
 良い点 
 心理学研究I・IIに比べ直感的理解がしやすい講義であったように思えました。無 論理詰めではあるのですが、どういうことをしているのか、というのが解りやすかっ たように思います。
 悪い点
 講義要項の心理学研究の項で、この講義を平行して受講すると効果が高い、と2年 次での受講をているのに心理学研究が受講済みであることを前提に講義が進められて いたような気がする点。後期はSASの使い方などにもそれなりに慣れたので問題なく 受講できたが、前期は少し辛いものがあったように思います。

b 来年の受講者へのアドバイス
 受講して最初の頃は内容の難解さに面食らうかもしれないが、解らないなりに講義 に食らいついていくことが肝要。あるところまで進んだところで、「ああ、こういう ことか」と講義されてきたことの意味がわかる時がやってくるはず。諦めさえしなけ れば、ついていける授業。
 とはいえ、最低限の数学的準備はしておいた方がいいかもしれない。

c 文学部における統計、データ解析の講義のあり方
 文学部における、といっても心理学専修と社会学専修で使っている統計ソフトが異 なっているなど、不合理な点があるように見えます。
 学部レベルで必要とされる統計は、技術習得レベルのそれに他ならないと思います。 専修間で協議した上、完成度の高い技術習得システムを構築するべきであると思いま す。
 また、心理学専修における統計の講義、要は心理学研究I・IIのことですが、二コ マある授業のうち、前半をSASの実習、後半に統計学の論理的背景という構成になっ ていましたが、論理的背景を知らないうちにソフトの使い方だけを教えるというのは 理に適っていないような気がします。計算機に疎い学生にとっては、言われたとおり にプログラムを打ち込むだけの空疎な講義になりかねないのではという気がします。 SASの授業に於いても、初学者にとっては疑問になるようなところがすっ飛ばされが ちであったように思います。無論、我々学生も自学はしますが、先生方も、統計の初 歩の授業であればそれなりの教え方をして貰いたいと考えます。

d その他感想
 最初は講義内容に狼狽したものでしたが、心理学研究と平行して受講することで、 確かに効果的に様々な統計モデルを知ることが出来たように思います。実務に携わる 立場からの様々な話も、興味深いものでした。一年完結の講義であることを、少しだ け残念に思っています。本当に少しだけですけど。


(22)
 パワーポイントを使った視覚的効果やひとつひとつ丁寧な解説のおかげで、授業の内容はわかりやすかったです。WEBを使ったアフターケアもしっかり行き届いていると思います。また、くだらない雑談をする教授が多いですが、先生の雑談は大変おもしろく、興味深かったです。
 私は心理学専修なので、今年から卒論を書くにあたりこの講義は大変役に立ちました。


(23)
正直、最初は何でこんな授業をとってしまったのだろうと思いました。豊田先生の授 業もまだ進んでないのに、統計学の基礎力を持っていると踏まえたうえで、授業が進 められていたからです。また私は高校で数A,Bもやっていないので、数式を見るたび にこの記号は何だろうと頭をひねっていました。でも、今は先生のおかげで、最初に 難しいと感じていた事項も理解できています。具体的な事例を挙げて説明してくださ る先生の授業はとても面白かったです。文系だからと統計やデータ解析から目をそむ けなくてよかったと思っています。努力すればちゃんと身に付く知識であると思うの で、来年の受講生の方々も頑張って勉強していってください。


(24)
 「行動科学のデータ解析」は完璧主義の方には無理な授業だと思います。一度の授業で配る資料の量も馬鹿にならず(反面、これだけ準備してくださる先生には頭の下がる思いでしたが)授業のスピードも速いのかどうかわかりません。POWER POINTを使っての説明が速かったのは間違いないですが。

 来年受けようと思われる学生には、話の何割かを理解できればいいやという気楽な気持ちで休まずに授業を受けることをお勧めします。きっとその方が効率よくデータ解析に関して身につくでしょう。

 授業を受けたメリットは、年度末のレポート作成時には案外、共分散分析構造も理解していたという魔法のような結果が得られたことです。次に授業は2つの点で面白いものでした。1つは先生の話術が上手だったと感じられた点です。もう1つは日経新聞に勤めていらっしゃる先生から文学部らしからず経済に関連したお話を聞くことができた点です。経済の話といっても固い話ではなくブランドイメージだとか企業イメージという統計に絡んだ話で、誰でもできるテーマではなかったですね。

 ここからは余談ですが、この授業における最大のデメリットは冬などは話が面白いのにかなり眠気を誘われることがあることです。というのも、部屋がやや暖かめでPOWER POINTを使うため暗く、先生のキャラクターが癒し系でゆったりとした喋り方をなさいます。眠りをいざなう要素をいくらかかねてますので何らかの対策を立てるとよいと思われます。これはせっかく興味深い話を聞ける授業ですので結構重要とおもわれます。

 最後に授業がもっと簡素な説明でもよかったと思われます。あとで先生のHPからPOWER POINTにでた資料をダウンロードできるにせよ、授業で画面を目まぐるしく切り替えられると内容があまり頭に入りません。書き留めるのも中途半端に終わり困ることがあります。来年度受講される皆様はそのような失敗をなされませぬようお祈りいたしております。ただし、シラバスで難しそうだから受講をやめてしまうのはもったいないと思います。